先月、本屋で見つけた「ニーチェの言葉」という本を買った。
いまさらニーチェもなあ・・・と思いつつ、つい手にしてしまった。
言わずともご存じのとおり、ニーチェはドイツの哲学者です。
この本では、様々な文献から引用したニーチェの言葉に、
わかりやすい解説がつけられています。
悩むこと、考えること、山ほどある。
人からは悩み事が無いかのように見られるんだけど、
単に人に言えないだけで、悩むことや考えることは人並みにあるのです。
それは、きっと誰にだってあると思う。
それを言葉にして、表に出してるかどうかだと思う。
私の場合、あまり周りを巻き込みたくないので、
自分の中に閉じ込めてしまう。
つまり、ニーチェさんの言葉に救ってもらおうかと思ったわけです。
結局、全てを読まずに本を閉じてしまった。
なんでか。
これは、パラパラとめくって
気になったところを読むというスタイルの方が良いと感じたから。
答えは、結局、自分が持っている。
「どうしたいのか」
・・・それがうまくいかないから悩むんだろうけど。
心に響く言葉、感動する言葉というのは、
自分が求めている言葉だからではないのか。
それを、偶然目にしたり耳にするからではないのか。
相談しながら、まったく人の助言を聞いてないケースも、
それが、自分の欲しい言葉と違うからかもしれない。
それは、別にニーチェのような偉人の言葉でなくとも、
両親や、先生や、友人や、
はたまた、偶然通りかかったおじちゃん、おばちゃんのセリフだろうが
関係ないのではないか。
そうして、本の世界から離れ、むしろ
偶然の言葉との出会いを楽しみにしようと、パタンと本を閉じた。
でも、また、本を開くときがあるでしょう。
今度は、占いの本と同じ感覚で。